《仮面舞踏会》初日組 アメーリア役・内田千陽さんインタビュー
プリンスオペラ第2回公演《仮面舞踏会》。オーディションで抜擢された〈初日組〉のキャストインタビューをお届けしております。
インタビュー第3回は、本作のヒロインであるアメーリア役をつとめられる内田千陽さんです。メールでお話をお伺いいたしました。
内田 千陽(うちだちはる) ソプラノ
島根県松江市出身。国立音楽大学演奏学科卒業、オペラ・ソリストコース修了。同大学院修士課程(オペラ)修了。
二期会オペラ研修所マスタークラス修了、修了時に優秀賞受賞。文化庁新進芸術家海外研修員として渡伊。
第53回日伊声楽コンコルソ第3位受賞。ハンス・ガボア・ベルヴェデーレ国際声楽コンクールに日本代表として選出され、世界本選に出場。
山内ゆかり、経種廉彦、澤畑恵美の各氏に師事。
東京二期会主催『外套』ジョルジェッタ役、神奈川県民ホールオペラシリーズ『アイーダ』アイーダ役のアンダースタディを務める。
大学院オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ役、しまね県民オペラ2023『ラ・ボエーム』ミミ役 等で出演。
近年では、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 SO / 第7部 SBR』(音楽担当:菅野祐悟氏)をはじめとする劇伴音楽作品への歌唱参加や、J-popアーティストの楽曲にコーラスとして参加をするなど、積極的に活動の場を広げている。
2027年6月26日に北区プリンスオペラ『仮面舞踏会』アメーリア役で出演予定。
二期会正会員。
◆どんな子ども時代を過ごしてきましたか? その頃の思い出、そして忘れられない子ども時代の思い出の味と共に教えていただければ幸いです。
小学校に上がるまで、毎日裸足で遊んでいました。アスファルトも砂利道も、草が生い茂っている土の上だろうと関係なく走り回っていたので、足の裏の皮はかなり丈夫だと思います(笑)
あとは、木の上に登って眠ったり、井戸水を弟と浴びせあって遊んだりしていました。
夕方になると祖母と散歩して、宍道湖の夕日を眺めに行っていました。島根県松江市出身なので。
味は、なんだろう……。近所のパン屋さん「マルシン」の焼き立てのクリームパンとスクランブルエッグサンドでしょうか。週末になると父に買ってくるよう言われて行っていました。ホカホカのカスタードクリームがとっても美味しかったです。今は閉店してしまいました。寂しいです……。
あとは、母から作ってくれたオムライスですね。私が上からケチャップを大量にかけるので「お母さんの味付け!全否定やな!!」といつも言われていました(笑)
◆内田さんが歌を始められたきっかけを、教えていただいてもよろしいでしょうか。
ピアノを習っていたのですが、作曲の発表会があった時に地元のピアノの恩師が「ピアノの曲を作って弾くよりも歌った方がいいよ!」と言ってくださり、実際に歌って褒めてもらえたことが嬉しかったからでしょうか。とにかく、歌う事が楽しかったからだと思います。
中学では美術部だったので、美術か音楽か進路に悩んでいました。果たしてどっちの方がよかったのかは、いまだにわからないですけど……(笑)
◆歌を始めたばかりの頃やオペラ歌手になる途上において、忘れられない出会いや時間があったらお伺いしてもよろしいでしょうか。
同郷の恩師である経種廉彦先生にご指導いただいたことです。高校3年生から大学4年生になるまでご指導いただきました。
当時は、私が練習不足なのを見透かされるのが怖くて…レッスンに行く度にビクビクしていました。
今でも行き詰まった時や、落ち込んでいる時には、先生のお言葉を思い出して「まだまだ頑張らなければ!」と思い、いつも励まされ、支えられています。
今もこうして歌い続けられているのも先生のおかげです。心から感謝しています。
しまね県民オペラ2023《ラ・ボエーム》ミミ役
◆現在はどのようなレパートリーを中心とされていますか? また、これからどのようなレパートリーを育てていきたいですか? あわせてお伺いできたら嬉しいです。
イタリアもののオペラ作品が好きで、特にG.ヴェルディの作品が好きです。
あのドラマチックな音楽と血生臭さ、人間の愛憎や嫉妬がむき出しになっていく展開に、なんというか血が騒ぐ感じがして……好きですね。
オペラの映像を1人で観ている時にも、「うっわーーー!かっこいい〜!これは熱いぞーー!!」と声に出てしまいますね。どう表したらいいかちょっとわからないぐらい、自分の中では熱い感情があふれ出してきます。
今は、ドイツものの作品にも興味が出てきて、R.シュトラウスやワーグナーのレパートリーも少しずつ取り組み始めました!難しいですが、楽しいです!
ドイツ歌曲やフランス歌曲にも挑戦したいですし…欲張りすぎでしょうか…? ジャンルに限らず、なんでも貪欲に挑戦してみたいです!
◆今回の《仮面舞踏会》についてお伺いいたします。あなたが担当される役について、いまの想いを自由に綴っていただければ幸いです。
今回、アメーリアという素晴らしい役を演じる機会を与えて頂きまして、身が引き締まる思いとワクワク感でいっぱいです。彼女の心の中にある愛や哀しみ、色々な感情をじっくり噛み砕き、自分の中にゆっくりと浸透させていきながら、アメーリアという女性に近づいていきたいと思っています。
精一杯頑張りますので、ぜひ楽しみにしていてください!
◆最後に、この記事を読んでくださる方々へ、公演への想いをお届けいただけますか?
私の拙い文章にも関わらず、ここまで読んでくださった皆様、誠にありがとうございます!
2027年1月17日(日)と6月26日(土)・27日(日)は、絶対に、空けておいてください!
そして、ご来場をお待ちしております!!
大事なことなので、もう一度言わせて下さい…
2027年1月17日(日)と6月26日(土)・27日(日)です!(※私は6月26日に出演させていただきます!)
ぜひ聴きにいらしていただけましたら幸いです。皆様と会場でお会いできますのを、心より楽しみにしております〜!!
明るく溌溂とした内田さんのお人柄や音楽への情熱が、文字の躍るようなリズムからも伝わってきました。オーディションでも、作品そしてアメーリアという役への思いが強く伝わる演奏だったとお伺いしております。誠におめでとうございます。
プリンスオペラSNSに掲載されておりますご紹介映像からも、その素晴らしい歌声をお聴きいただけます。また、来年1月17日(日)に開催の「プリンスオペラ《仮面舞踏会》オーディション合格者お披露目コンサート」においても、歌声をご披露いただきます。
内田さん演じるアメーリア、どうぞお楽しみに!
プリンスオペラ第2回公演《仮面舞踏会》は、2027年6月26日(土)・27日(日)北とぴあさくらホールで上演いたします。
それに先立ち、2027年1月17日(日)北とぴあつつじホールで「プリンスオペラ《仮面舞踏会》オーディション合格者お披露目コンサート」を開催いたします。詳細については、こちらの北区文化振興財団の公演紹介ページをご覧ください。
総勢60名の応募者の中から抜擢された合格者のみなさまの歌声と音楽、来夏6月の本公演に向けてどうぞお楽しみください。
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